2007年 08月 12日
定番の≪プルオーバーシャツ≫を 更に掘り下げてみる。 次のシーズンに向けての ある種『象徴的』な変化かもしれない。 『削ぎ落とす』から『掘り下げる』へ 僕自身が『より濃い』モノを求めている。 勿論、『着た時の姿』を意識した 使えるモノとして。 では、詳細説明です。 襟の形状に変更はありません。 相変わらずの『チンスト』仕様。 ただ、一つだけ『変化』があるとすれば 襟のステッチがWステッチになった。 ヨークの変化に気付いて欲しい。 襟ぐりから アームホールに向けて 緩やかにせり出している。 例えば、重たい荷物を入れた ショルダーやトートバック 意外に侮れない『擦り切れ』を 防いでくれる。 ヨークは後ろ側も ラウンドさせてみる。 機能というよりも 後姿に一味欲しかった。 ヨークの裏布は ご覧のようにコットンの別布が施されます≪写真右≫。 フロントのポケットは 『ガチャポケ』仕様に。 もし、リライアンス社の『工夫』をコピーしただけなら あえて説明する必要も無いんだけど こちらのポケット 左側は2重構造 右側のペンホールは ステッチで仕切られるのではなく 別布が施されている なので←のように 色々と使える かもしれない。 今回から エルボーパッチ が袖に施される。写真右のように 裏から別布が当てられています。 洗濯のたびに 当て布のステッチが作り出す『パッカリング』。 補強としてだけではなく 長く着ていくことで それが『計算外の表情』となるのだ。 リニューアルして このシャツ『かなりワークよりの仕様になっている』。 だけど、袖の開(あ)きは ワークウエア全般に良く見られる 『行ってこい』ではない ここは 『短冊』 を施す。 僕らのように『腕まくり』する人間には そこにボタンがあるか無いかは かなり重要なんだ。 これは『感覚』的な部分として 裾のラウンドを更に丸みをおびた感じに仕上げたかった。 結果としてサイドがスリットのように切れ込む(?) ビンテージのシャツに近いラウンドに。 それに伴い 縫製手順が変わり、補強布≪マチ≫が施される事になった。 上手く説明できないんだけど、このサイドからの 裾のラウンド感が かなり『ツボ』です。 そして、毎回伝える事として 『縫製はシングルニード折りふせ縫い、更にWステッチ』です。 もし、袖を捲くったり 何かの拍子で『裏側』を見た時に 『表はWステッチなのに 裏は3本ステッチが入っている』 と 『ハッ』っと気が付くかもしれない。 それは 『~スペシャル』で巻き縫いされたトリプルステッチより 5倍手間がかかるけど 強度はそれ以上 そして良いシルエットを作り出す為に 無視できない部分なんだ。 今回サイズ感も若干修正されている。 肩幅→左右1cm出し。 袖丈→1.5cm出し。 着丈→2cm出し。 以上を修正。 また、10㎜だった貝ボタンが11㎜に変更。 初回生産の 生地は3パターン ←白 オックスホード。 ワークよりのディティールながら、きれい目にも『使える奴』。 『使えてしまう』ので 汚れてしまったら ガシガシ洗える丈夫な平織り。 しかも、洗うほどに いい感じの表情に なってしまう 『にくい奴』でもある。 ←シャンブレー。 ワークシャツの王道だと思う。 男ゴコロをくすぐるシャンブレーのシャツ。 ホワイトのパンツに、ピカピカのプレーントゥー。たまらなく『分かっている』感じがする。 この素材は、着倒して 色も素材も『薄く』なってからが 『本番』だと思う。 モノにしてみては いかがでしょう。 ←ヘリンボーン≪薄ベージュ≫。 シャツとしては やや肉厚だろうか≪特に今の季節はそう感じてしまう≫。 けして『バリッ』っと ハリがある感じではなく 『ソフト』と呼べるほど柔でもない。 何と言うか シャツとして『ほど良い』生地感だ。 こちらの素材のみ ボタンが違う。 この薄ベージュにこの色のボタン。 『イヤ、これですよね』。 プライスは¥18,900。 今回 これだけ拘った仕様にリニューアルとなった為 上代も変更となりました。 仕事に対する正直な価格として ご了承ください。 ちなみに発売は8月29日。 以上 詳細終わり。
by tatamize77
| 2007-08-12 21:46
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